サ高住 ひなまつり

free-illustration-hinamatsuri01-illustrain3月3日はひな祭りですね。ひな祭りの起源は古く、3世紀頃の中国にまでさかのぼるそうです。旧暦3月3日は巳の日、邪気が生まれやすい季節の変わり目として知られていました。上巳(じょうみ・じょうし)と呼ばれるこの日、禊ぎ払いのため水辺で身を清め、季節の植物を食べる「曲水(きょくすい)の宴」という風習がありました。
このような節目の行事に、日本古来の神事や宮中行事を取り入れたのが日本の五節句です。ひな祭りも五節句の1つで、奈良時代から始まりました。歴史ある行事なのですね。

この時期、ひな人形を飾っておられる方も多いのではないでしょうか。ひな祭りに雛人形を飾るのは、昔の人形(ひとがた)や流し雛の風習の通り、お雛様に女の子の穢れを移して厄災を身代わりに引き受けてもらうためです。また、厄払いの意味があるので一夜飾り(3月2日から1日だけ飾ること)は避けるべきとされ、遅くとも2月の中旬くらいまでには飾らないといけないといわれています。

また、ひな人形と同じく飾られる桃の花には元々「魔除け」や「長寿」のパワーがあるとされていました。中国では上巳の節句には、桃の花を愛で、桃の花を漬けたお酒を飲み、桃の葉が入ったお風呂に入って邪気祓いを行っており、また旧暦の3月3日はちょうど桃の花が咲くころだったことから、ひな祭りに桃の花が飾られるようになったそうです。ひな祭りを別に「桃の節句」と呼ぶのも、こうした背景があるからです。

サンシャインゆりでは、ご利用者様の長寿と健康を願いましてひなまつり会をいたします。甘酒とお菓子を手に、昔のお話など聞かせていただければと思っています。みなさまにとって楽しい1日となりますように。職員Mでした。